こんにちは。@afjkです。
PANORAさん主催のVTuberハッカソンに向けて、STYLYに実験的にVTuber機能を実装してみました。
きっかけはこちらのツイート。
STYLE VRでVtuberを作るのは現状難しい気がしてきた…(アバター設定および自分向きのカメラが見当たらない。見逃している?)
— ザバイオーネ@3月福岡新潟 (@z_zabaglione) 2018年2月7日
無いので作りました。
ちなみに、私と@from2001vrとでそれぞれVTuber機能を開発しています。
from2001vrバージョンはこちら。
私が作ったのは
・自撮りカメラ(複数配置出来て切り替え出来る)
・体にオブジェクトをくっつける機能
・Humanoidリグの人体モデルを”着る”機能
STYLY VTuber機能、私は人体モデルを”着る”機能になりました。#VtuberHack#STYLYpic.twitter.com/FNGzeZzhUx
— afjk(エーエフ) (@afjk01) 2018年2月24日
人体モデルのSTYLYへのアップロードと配置
UNITY PLUGIN FOR STYLY を使います。
こちらからダウンロードしてください。
Unityへインポートしたら、メニュー>STYLY>Asset Upload Settingより、Email/API Keyを設定します。
※API Keyはこちらから取得
3Dモデルをアップロードする。
アップロードするモデルのRigはhumanoidにします。
プレファブを作成し、名称の先頭に「STYLYAvater」をつける。
プレファブ右クリック→STYLY→Upload prefab to STYLYを選択すると、ビルド&アップロードが実行されます。
アップロードに成功すると、「Upload successful」とダイアログ表示される。
ブラウザのエディタでアセット選択>3D Model>MyModelsに追加されています。
あとは空間に配置するだけ。
STYLY VTuberバージョンを使う
Steamのライブラリ>VRから「STYLY」を右クリック→プロパティ選択。
ベータタブから「(experimental)styly-vr_vtuber-afjk」を選択すると、インストールされます。
シーンパネルのエンピツマークをクリックしてシーンに遷移するとVTuberモードになります。
通常のSTYLY VRに加え、以下の操作が可能です。
基本操作
物をつかむ:コントローラで物体に触れてトリガーを引く
物をコピーする:掴んだ状態でコントローラのパッドを押し込む(Riftの場合はレバー押し込み)
物を消す:コントローラで物体に触れてパッドを押し込む(Riftの場合はレバー押し込み)
物を拡大縮小する:掴んだ状態で、もう一方のコントローラのトリガーを引くと、コントローラ同士の距離に応じてサイズが変わります。
体に取り付ける
STYLY VRをVTuberモードで起動すると、頭と腕にオレンジの立方体が表示されます。
ここに、物体を掴んで取り付けることが出来ます。
人体モデルには、頭と腕に青い球体が表示されます。
この青い球体を掴んで体に取り付けることで、人体モデルが自分の動きに追従するようになります。
自撮りカメラを使う
VTuberモードでは、自撮りカメラが空間にあらかじめ表示されます。
この自撮りカメラを掴んで好きなところに配置したり、コピー、削除ができます。
カメラの切り替えは、
・0~9番までは数字キーに割り当て
・矢印キー左右で切り替え
・掴んだカメラがアクティブになる
是非使ってみて、「もっとこんな機能が欲しい!」など、Twitterでつぶやいてください。
面白い機能はこれからも追加していきます。
追記:
複数キャラクターを配置してポーズをつけて遊ぶこともできます。
#STYLY VTuberモードでキャラクターにポーズ付けて遊んでる。
(楽しい) pic.twitter.com/l3ANB7imqp— afjk(エーエフ) (@afjk01) February 25, 2018
さらに追記:
ザバイオーネさんに、実際にVTuberハッカソンで使っていただきました。
ありがとうございます!!!!!めっちゃうれしいです。
#STYLY のアバターを"着る"仕組みは、モデル毎の違いを自分で調節してもらおう!という発想から生まれました。
ちょっと面倒だけど、最初だけならと。
しかしまさかの2キャラ、それも交互に入替り。
想定外で冷汗モノでしたが、特徴を生かした動画にされてて流石でした。#VTuberHack https://t.co/SKlmKNVY8k— afjk(エーエフ) (@afjk01) February 25, 2018